がんばれ現場監督 ~注目すべきは、事故発生件数ではなく、災害が起こらなかった件数~
安全衛生管理をしていると、どうしても労働災害や
事故の件数にこだわってしまいます。
確かに災害や事故は少ない方がいいです。
その数字も一つの指標です。
でも、労働災害が前年比より増えたからといって、
安全管理が機能していなかったというわけではありません。
ここにあがってくる数字は、労働災害や事故が「発生した」数字です。
未然に「防いだ」数字は、上がってきません。
本当だったら、大きな災害や事故になっていたところを
事前に予測して対処したり、ヒヤリハットで済んだ数は、
上ってこないのです。
災害件数は、昨年の1.5倍だとしても、それを未然に防いだ数は、
昨年の5倍かもしれないのです。
そう考えると、日々の管理の重要性を再認識するのではないでしょうか。
あなたの気づきや声掛けが、重大災害を防いでいます。
あなたの確認や指差呼称が公衆災害から人々を守っているのです。
そんな数字には表れないヒーロー伝説を今日もつくり出しましょう。
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