足場の倒壊災害防止のために
崩壊・倒壊災害は、建設現場の三大災害の一つです。
一旦起こると、それだけ甚大な被害規模になると
いうことです。
中でも、足場の倒壊災害は、サイト内だけではなく、
一般の人や周辺交通などのインフラを巻き込む
大惨事にもなりかねない災害です。
日本では、地震、台風、豪雨、大雪などの
厳しい気象状況を加味し、それに耐えうるだけの
足場の安全率や倒壊対策が求められます。
日本の安全基準は海外と比べて断然レベルが高いと思います。
でも、それは足場が正しく設置できた場合です。
クランプの締め忘れ、アンカーボルトの抜け、
使用中の緩み、歪み、強風、部材の劣化…
意図せずとも足場を不安定する要素は存在します。
大事なことは、基本を守ること。
計画図を理解し、遵守することです。
基本を守り、毎日足場の点検を実施、
不備を見つければ放置しない。
それができて初めてプロだと胸を張れます。
法律や安全基準だけではなく、安全に対する思いも、
作業する人々のモラルも、世界一を目指してください。

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