こんな時だからこそ本を読もう(6) ~読書の本当の目的は実践です~
これまで、読書の大切さを5回にわたって伝えてきました。
最後は、「読書の本当の目的」についてお話します。
読書の目的は、たしかに知識を得ることもあるのかもしれませんが、それだけでは、何の成果も出ません。
もしクイズ番組に出場するなら、知識が多い人が優勝できます。
でも、仕事や日常生活、もっと言うとあなたの人生において、物知りなだけでは何の成果も出ないのです。
たとえ、いろんな知識を組み合わせて画期的なアイデアを考え出したとしても、その考えを自分の頭の中にしまっておくだけ、何の成果も成功もありません。
仕事に役立つことではない人間性を養ったり、心の成長を促したりするような本だったとしても、やはり実践しなければ、何も変わらないのです。
読書の本当の目的は、「実践すること」なのです。
読書で得られた多くのことをすべて実践することは難しいでしょう。
それでも、一つくらいなら、実践できるはずです。
疑心暗鬼でも、面倒でもいいのです。
とにかく騙されたと思って実践してみてください。
実践すると気づくはずです。
あなたの日常における小さな変化を。
その変化を実感して初めて読書によって成長できたということなのです。
人は、人と出会ったときと本と出会ったときに人生が変わるといわれます。
良書との出会いがあなたの人生をどんどん成長させてくれます。
「体」という漢字は、「人」と「本」という漢字が組み合わさってできています。
なるほど、人生も「人と本」で創られているのですね。
新型コロナウイルスの影響で日常が急変しました。
この状況を意味もなく不安がったり、不満をぶつけたりしても状況は何も変わりません。
こんな時だからこそ本を読みましょう。
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