2級建築施工管理技士受験対策④

問4

 

鉄骨構造における接合部に関する記述として、最も不適当なものはどれか。。

 

1.十分な管理が行われる場合、完全溶込み溶接の許容応力度は、接合される母材の許容応力度とすることができる。 
2.引張力とせん断力を同時に受けるときの摩擦接合部の高力ボルトの軸断面に対する許容せん断力応力度は、引張力を受けないときの許容値より低減させる。 
3.せん断応力のみを受ける高力ボルト摩擦接合の場合、繰返し応力によるボルトの疲労を考慮する必要がある。 
4.応力を負担させるT継手の隅肉溶接の場合、母材間の交角は、60度から120度の範囲とする。

 


 

 

回答:3

 

高力ボルト摩擦接合は、被接合部分に繰返しのせん断応力を受けても、高力ボルトの応力は変動しないので、疲労による低減はしない。