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先輩からのメッセージ⑩ ~朝礼と規律~

 

「朝礼と規律」

 

 

 

僕が新入社員の頃、赴任した現場の朝礼に初めて参加した日のことです。

4月のまだ肌寒い早朝、ポケットに入れてある軍手を取り出そうとした瞬間、所長の怒鳴り声が飛んできました。

 

「朝礼のときにポケットに手を突っ込んでるとは何事だ!!10年早いわィ」と。

 

 

いま思うと、所長は、きっとその時、僕を叱りたかったのではなかったのだと思います。

朝礼の空気を一気に引き締め、現場の規律と姿勢を高めたかったのではないでしょうか。

朝礼は現場の一日の中でも、最重要行事です。

現場の安全意識と工事施工に対す士気を高め一致団結するということに朝礼の大きな意義があります。

 

 

「10年早いわィ!」といわれた、あの日から、20年以上たちましたが、僕はいまだに朝礼時にポケットに手を突っ込んだことはありません。

やはり朝礼時の規律と姿勢は、最も重要なことなのです。(40代男性)